年金制度の改正と主婦の保険①

「専業主婦に死亡保険は必要か」という問題について考えてみます。

死亡保険は、対象となる人が死亡した場合に保険金が出る生命保険です。
安い保険料で大型の保障がある、掛け捨て型の「定期保険」と、一生涯の保障がある、掛け捨てではない「終身保険」があります。
ここでは、専業主婦、またはパート主婦が死亡した場合の保障について考えますので、「定期保険」を前提に考えます。
「終身保険」は〝貯蓄〟としての利用もあるからです。

はたして、専業主婦、パート主婦にも、死亡の場合の保障は必要なのでしょうか。
保険会社のパンフ、インターネットのサイドなどでは、「専業主婦にも1,000万円程度の保障は必要です」と書かれてあります。
ところが、年金制度の改定で、事情が変わってきました。

そもそも、生命保険は、なぜ必要なのでしょうか。
思わぬ事態が起きた時に、家族が経済的に困ることのないように、助け合いの精神で〝経済的な備え〟をしておくのが生命保険です。
一家の大黒柱である夫が死亡すると、それ以降の収入が減少し、残された家族の生活がたちいかないかもしれません。
そのような事態に備えて加入しておくのが、死亡保険です。
夫が、2,000万円~3,000万円の死亡保険金のある生命保険に加入することが多いのは、このためです。
万が一のことがあったら悲しいのは、家族の誰の場合でも同じです。
ただ、生命保険は悲しみを癒すためのものではなく、あくまで〝経済的な備え〟つまり死亡保障として加入するものです。
〝経済的な備え〟が必要なければ、生命保険には加入する必要がありません。

専業主婦の妻に万が一のことがあっても、夫の仕事が変わらなければ、家族の収入が大きく減少することはありません。
そのため、夫のように2,000~3,000万円もの大型の死亡保障は必要ありません。
しかし、まったく影響がないかというと、そうでもありません。
まず、パートで収入を得ている主婦であれば、その収入がなくなります。
さらに、家事や育児を一手に抱えていた妻がいなくなることで、家事代行や保育所の費用がかかる可能性があります。
夫が残業を抑えなければならず、そのための収入減も考えられます。
そのため、できれば主婦であっても、1,000万円程度の死亡保障を検討した方がよいと言われていました。

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