「就業不能保険」(「所得補償保険」)の仕組みについてご紹介いたします。
通販限定の保険会社であるライフネット生命の「就業不能保険『働く人への保険』」で見てみましょう。
この保険に加入していると、〝就業不能状態〟となった場合に、当初に選んだ金額の保険金が毎月支給されます。
〝就業不能状態〟となっている限り、65歳になるまで、または支給された保険金が1億円となるまで、支給が続きます。
毎月支給される保険金の金額は、保険に加入する際に決めます。
支給される金額が高いほど保険料も高くなりますので、負担にならない金額にしなければなりません。
思いっきり高い保険金で加入して、すぐに〝就業不能〟となってしまえばよい、と思うかもしれませんが、保険金の設定には上限が設けられています。
最高で月額50万円で、さらに加入する人の年収の6~7割程度までとなっています。
加入する際には、給与明細書や確定申告書などで収入の証明が必要となります。
| 年収 | 設定できる保険金の月額 |
| 300~400万円 | 10~20万円 |
| 500~600万円 | 10~30万円 |
| 700~800万円 | 10~40万円 |
主婦やフリーターなど、安定した収入のない人は加入できません。
「収入保障保険」は、あくまで病気で仕事ができない場合の収入減に備えるものだからです。
その点は、専業主婦でも加入できる医療保険とは違います。
よって、保険期間は65歳までとなっており、この点も一生涯加入し続けられる医療保険と異なります。
保険金が出るのは、「6ヶ月以上、いかなる職業においても全く就業ができない状態」となっており、具体的には「入院」または「医師の指示による在宅療養」を指します。
たとえ元の仕事に復帰できなくても、何らかの仕事ができれば〝就業不能〟とはみなされません。
また、「うつ病」などの精神障害が原因の場合や、「むちうち症」や「腰痛」などで医学的他覚所見が見られない場合も支払いの対象外となっています。
「働けない場合に保険金が出る」わけですので、保険会社としてはモラルリスク(悪意の保険金請求)に対して、慎重になります。
この保険商品がそれほど多くないのも、この点が心配だからです。
ライフネット生命では、その判断を医師に任せることにしました。
そして、判断が難しく、治療が長期になりやすい精神疾患を対象外としています。

