新型コロナに備える保険2021(後半)

●太陽生命「感染症プラス入院一時金保険」

こちらも単独の保険ではなく、「保険組曲Best」という別の保険に加入した人が付け加えることができる特約です。

  • 営業員との対面営業の場合:「保険組曲Best」の「総合保障コース」「保険組曲Bestけんこう」「保険組曲Bestレディ」に加入した場合にプラスして付けられます。「保険組曲Best」は、死亡保障や医療保障などを組み立てる総合型の保険です。
  • インターネット加入の場合:「保険組曲Best 入院一時金保険(入院重点プラン)」にプラスできます。

インターネットの「保険組曲Best 入院一時金保険(入院重点プラン)」は、入院した際に一時金が支払われるネット専用の保険です。こちらを使って、具体的な保障の説明をします。

入院した際に支払われる一時金は、加入時に設定した10~20万円で、入院日数にかかわりなく一律です。それに加えて特約にも加入しておくと、ケガや所定の感染症の場合に同額の「災害入院一時金」が支払われます。新型コロナに感染して入院すると、最大で合計40万円(20万円×2)が支払われます。太陽生命ではこの特約に「感染症プラス入院一時金保険」と名付けました。こちらも「感染症プラス入院一時金保険」だけに加入することはできず、「保険組曲Best 入院一時金保険(入院重点プラン)」または「保険組曲Best」の3つのコースへの加入が前提となります。

保険料は、「保険組曲Best 入院一時金保険(入院重点プラン)」(入院一時金10万円)に「感染症プラス入院一時金保険」をプラスした場合(合計で20万円)で、30歳男性は月額1,340円です。

●第一スマート少額短期保険「特定感染症保険」

第一生命が100%出資して少額短期保険会社を設立し、ユニークな保険を発売しました。会社の設立が登記されたのが今年の3月12日で、4月9日に新型コロナ対応の新商品を出しました。会社の設立は昨年の1月31日となっており、新型コロナのために新会社を作ったのかはわかりませんが、今のところ、この会社の唯一の商品となっています。

特徴的なのは、新型コロナの感染情報によって保険料が毎月変動することです。航空代金でなじみのあるダイナミックプライシングと言われる手法で、保険業界では初めての試みです。加入したら毎月保険料が変わるわけではなく、加入時の保険料が継続されます。ただ、保険期間が3ヶ月となっていますので、加入を継続した場合でも3ヶ月ごとに保険料が変動することになります。(下限890円~上限2,270円)

対象となる感染症を発病したと医師の診断がなされたら、特定感染症一時金10万円が支払われます。保障はこれだけです。

4月から販売が始まり、保険料は4月が980円、5月は1,270円となっています。新型コロナの感染者数が増えると保険料が上昇します。

保障は1つだけで、保険金額は10万円。保険期間は3ヵ月ですので、少額短期保険で扱える範囲になっています。先駆的な試みですので、あえて本体の第一生命で扱わずに、少額短期保険の別会社で販売を始めたのでしょう。

●㈱justInCase「コロナ助け合い保険」

justInCaseという少額短期保険の会社が「コロナ助け合い保険」という名前で少額短期保険を発売しています。新型コロナに限らず、1泊以上の入院をすると10万円の一時金が出ます。新型コロナについては、自宅や臨時施設で医師の診断を受けた場合も対象になります。正式名称は「総合医療保険」で、よくある一時金タイプの医療保険です。新型コロナも対象にはなっていますが、特別に「新型コロナのための保険」というわけではありません。利益を医療従事者に寄付すると言っていますが、注目を集めるためにコロナを名前につけたのではないでしょうか。

2021.5.24記

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