生活習慣病と医療保険②

厚生労働省の医療費削減の方針もあり、全体としては入院日数が下がる傾向にあり、保険会社が販売している医療保険も保障期間を短くする傾向にあります。
そうすることで、保険料を引き下げ、価格競争で優位に立とうとしています。
ただ、その中でも一部の病気だけは保障を厚くするものが人気となっています。
ちなみに、「7大生活習慣病」とは、

がん(悪性新生物)、心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、腎臓病(腎不全)、糖尿病、高血圧、肝臓病(肝硬変)

を指します。(保険会社で、病名の指定が異なりますので、検討する場合は確認が必要です。)

では、実際にこれらの生活習慣病は、入院期間が長いのでしょうか?以下は、厚生労働省の患者調査(平成20年)による、入院日数の平均です。

 

病名ごとの入院日数の平均

病名 入院日数の平均
全体 35.6
大腸がん 19.2日
胃がん 26.8日
心疾患 24.2日
肝臓病 29.8日
糖尿病 38.6日
高血圧 45.8日
脳卒中 104.7日
認知症 327.7日
統合失調症などの精神障害 543.4日

厚生労働省「患者調査(平成20年)」より

 

ご覧いただいてお分かりのように、生活習慣病の多くは、それほど入院期間は長くはありません。
生活習慣病の中では、脳卒中だけが飛びぬけて入院日数が長くなっています。
これは、かなりの高齢者が脳卒中で寝たきりになってしまうことがあり、それが平均を押し上げているためです。
最近の医療保険では、「1入院(1回の入院)」での入院給付金の上限は60日となっているものが増えています。

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