老後に備えて、毎月少しずつ貯蓄をしていく。
このような場合に、定期預金や投資信託を利用するのも1つですが、保険商品を利用するのも有効です。
保険商品には、万が一の際に大型の保障がある保険だけでなく、将来に備えた貯蓄を重視して設計されているものもあります。
その代表的なものが、個人年金や養老保険です。
終身保険は死亡の際に保険金が出る保険商品ですが、中途解約時に受け取る解約返戻金が、払込み保険料より増えるものがあり、貯蓄としても利用されています。
加入の時点で、将来受け取る満期金や年金、解約返戻金などが決まっている保険を定額保険といい、多くの保険商品はこのタイプです。
かつては運用の利率が高く、貯蓄の手段として、大変魅力的でした。
しかし、最近の低金利で徐々に魅力が薄れてきてしまいました。
平成25年の4月にも各保険会社で利率の見直しがあり、保険料の値上げや、満期金や年金、解約返戻金の引き下げがなされました。
定額保険は、預ける金額と受け取る金額が確定する、という安心感があります。
しかし、かつてのような高い利率ではありませんので、インフレで目減りしてしまう可能性があります。
受け取る金額は減っていないのですが、インフレでお金の価値が下がってしまい、実質的に目減りしてしまいます。
最近、変額保険など、満期金や年金、解約返戻金の金額が決まっていないタイプの保険商品が見直されるようになってきました。
これらの保険商品では、積み立てられた保険金がリスクのある金融資産で運用されます。
その運用の成果によって増えることもあれば、減ることもあります。
ただし、保険の対象者が死亡した場合に出る死亡保険金だけは、最低の保険金が保障されています。
バブル崩壊後、元本割れすることが多くなり、あまり扱われてはいませんでした。
ところが最近は株価の上昇や為替の円安ドル高があり、再び注目されるようになってきています。
特に、インフレのようにお金の価値が下落する状況では、株式や外貨は上昇する傾向があります。
老後のための資金準備など、必要な時期が決まっていない長期の積立てには、このような保険商品を検討してみてはいかがでしょうか。

