それでは、「テクニカル分析」の代表的なものをご紹介いたしましょう。
<グランビルの法則>
1960年代に、アメリカで通信社の記者であったJ・E・グランビルという人が編み出した、株式の動きの傾向です。
わかりやすく、利用しやすいので、テクニカル分析の初心者にも向いています。
「買いサイン」と「売りサイン」が4つずつあり、そのサインに従って売買することを勧めています。
ちなみに法則に出てくる「移動平均線」とは、一定期間の株価を平均した値を示す線で、動きの方向性や傾向を見るのに利用されます。
インターネットなどで、株価のグラフを見ると、だいたい表示されています。
●買いサイン
- 移動平均線が下降した後で、上昇、あるいは横ばいとなった時に、終値がその移動平均線を大きく上抜きした時。
- 移動平均線が上昇を続けている時に、終値が移動平均線の下に来た時。
- 終値が移動平均線を上回って推移しており、平均線に近づく下落を見せたが、結局移動平均線を下抜かずに上昇した時。
- 移動平均線が下降を続けている時に終値が下落し、平均線から大きく離れた場合、平均線に向かって短期的な反発の可能性がある。
●売りサイン
- 移動平均線が上昇した後で、下落、あるいは横ばいとなった時に、終値がその移動平均線を大きく下抜きした時。
- 移動平均線が下落を続けている時に、終値が移動平均線の上に来た時。
- 終値が移動平均線を下回って推移しており、平均線に近づく上昇を見せたが、結局移動平均線を上抜かずに下落した時。
- 移動平均線が上昇を続けている時に終値が上昇し、平均線から大きく離れた場合、平均線に向かって短期的な反落の可能性がある。
よく見るとお分かりのように、「売りサイン」は1から4まで、「買いサイン」のそれのまったく逆です。
ですから、同じことを上下逆にして言っているわけです。
それぞれ、1は大きな流れ(基調)の方向転換を指しています。
したがって、このサインが出ると、今後しばらくその方向への流れが続くと考えられます。
ただ、大きな流れの中でも、小さな動きでは、上がったり下がったりがあります。
2と3は、大きな流れの中で逆の動きが出ることがあるが、この逆の動きが終わるサインです。
移動平均線前後がポイントとなります。
4は、大きな流れの中でも、行き過ぎると修正があり、逆の流れになりますが、そのタイミングを示しています。

