REIT(リート)-不動産投資信託④

では、実際にREITはどのような値動きをしているでしょうか?

REITは、株式と概ね似たような動きをしています。
前回、REITの特徴として「株式と値動きが異なる」というものを挙げました。
確かに投資対象が、オフィスビルや商業施設などの〝不動産〟ですので、本来は株式とは値動きが異なるはずです。
しかし、実際は同じように動く傾向があります。
つまり、株式相場が上昇する時はREITも上昇し、株式相場が下落する時はREITも下落しています。
ですから、株式投資をしている人が、REITを加えても、あまり〝分散投資の効果〟はありません。
投資商品として、株式と同じカテゴリーで認識されているのですね。

ただ、まったく同じように動いているかといえば、そうではありません。
東証REIT は、2007年に急上昇と急落をしています。
これを見る限り、「株式に比べると値動きが緩やかで、価格変動が大きくありません」とは言えないようです。
意外と値動きは大きく、これも前回ご紹介した「値動きはあるが、株式ほどではない」という特徴が当てはまりません。
一般に、「REITの特徴」と言われていることと、実際の値動きが異なっていますので、注意が必要です。

では、REITは投資対象として、お勧めできるものなのでしょうか?
結論としては、REITは、株式や預貯金と比べて、高い利回りが魅力です。
持ち続けていれば、毎年(年2回が多い)分配金が受け取れます。
資産運用の1つに加えたいものです。
価格変動は株式並み、またはそれ以上にありますが、〝持ち続ける〟のであれば、気にする必要はありません。

ワンルームマンションの購入や賃貸アパートの建築の方が、うまくいけば利回りは高くなります。
しかし、一般的な不動産投資は、リスクが高く、流動性に劣ります。
十分な知識と調査が必要な上、失敗した場合に取り返しがつきません。
REITの購入なら、不動産管理の煩わしさがない上に、お金が必要になったら、損得は別としてすぐに売却して換金ができます。
〝お手軽な不動産投資〟と言えるでしょう。
ただ、実際の不動産とは違い、相続税対策には使えません。

タイミングとしては、最近は少し上昇してしまっています。
銘柄を決めておいて、下がったところで購入するとよいでしょう。

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