REIT(リート;不動産投資信託)の仕組みのご紹介の続きです。
REIT(不動産投資信託)の投資口(株式に相当)を購入すると、不動産で運用する法人の株式を持つような形になります。
が、実際には不動産の持分の一部を持つのと同じことになります。
この法人は、不動産を持つ管理組織にしか過ぎないからです。
ただ、投資口とすることで、東京証券取引所で、株式と同じように売買がされるようになっています。
一見すると「株式」のようで、実は「不動産投資をしている」のがREITと言えるかもしれません。
なお、最近はほとんどのREITが投資口の発行で資金を調達するだけでなく、銀行からの融資も受けています。
金利が低いので利息を払っても手元に利益が残り、その分を分配金として配分することができるからです。
借金で利益を膨らましているわけで、これを多く行っているREITは分配金が高くなりますが、金利が上昇した時のリスクが大きくなります。
さて、仕組みの説明はこのぐらいにして、実際に資産運用の商品として、どのような特徴があるのか、見てみましょう。
- 実際の不動産投資と違い、それほど大きな資金が必要ない。
- 銘柄によって違いますが、1口数十万円ぐらいで購入できます。
- 不動産の場合は売買が簡単ではないが、REITは東証で簡単に売買ができる。
- 不動産投資の最大の難点は、流動性が低い(簡単に売買できない)点ですが、REITならその心配がありません。
- 1つの投資法人が、いくつもの不動産物件を所有しているので、分散投資になる。
- マンション投資では、持てるのはせいぜい2~3室ぐらいでしょう。その2~3室に入居者が入ればよいのですが、空室となると赤字になってしまいます。REITの場合、1つの不動産投資信託で5~100程度のビルを所有しています。
- 株式に比べると、利回りが高い。
- 投資口の価格に対する分配金の利回りは、平均で3.48%となっています。株式の平均である1.8%に比べると高いのですが、実際の不動産投資に比べると低いと言えるでしょう。
- 値動きはあるが、株式ほどではない。
- 分配金重視での購入が多く、値上がり益を狙って売買する人は多くありません。そのため、株式に比べると値動きが緩やかで、価格変動が大きくありません。と、言われているのですが、実際はけっこう動いていますので、注意が必要です。
- 株式と値動きが異なる。
- 不動産への投資ですので、株式相場とは異なる動きとなります。株式投資をしている人が購入すると、資産の安定化につながる。ところが、これも意外と似たような動きをする傾向があり、それほど安定化にはつながっていません。

