今後の為替相場は、〝円高ドル安〟に進むと見ています。
その理由は。。。
次は、日本の要因です。
④ 今後、日米金利差は広がらない。
日銀がマイナス金利を導入しました。
といっても、マイナス金利になるのは、金融市場の一部だけです。
多くの金利はすでにゼロに近づいていて、これ以上下がりようがありません。
そして、アメリカは金利がそれほど上がらないとすると、今後アメリカと日本の金利差が広がるとは考えにくいです。
⑤ 日本の貿易赤字が解消されつつある。
東日本大震災以降、石油や天然ガスの輸入が急増し、貿易収支が赤字に転落したとニュースになりました。
その後、2014年までは貿易赤字は拡大していましたが、昨年から大きく改善し、今年は貿易黒字に戻りそうです。
理由は原油価格の下落です。
貿易黒字は通貨の上昇要因、貿易赤字は通貨の下落要因です。
日本の貿易黒字が大きく、急激な円高になったことを覚えている方は多いでしょう。
ここ数年、〝円安ドル高〟が続いたのは、日本が貿易赤字になっていたことも理由の1つです。
再び貿易黒字になりましたので、円高に進みやすくなります。
⑥ 海外の資金が日本に還流される動きが起きる。
かつての円高のおかげで、日本の製造業は生産拠点をかなり海外に移しています。
海外の子会社が利益を挙げると、〝配当〟という形で、日本企業は利益を得ることができます。
ただ、これまでは利益を海外に置いたままで、日本に持ってきていませんでした。
しかし、為替相場が円高方向に動き出すと、あわてて日本に持ってくる(円に換える)動きが増えると予想されます。
せっかく海外で挙げた利益が円高ドル安で目減りしてしまうからです。
この動きが、円買いドル売りとなり、〝円高ドル安〟の流れを加速させます。
値上げ前に買い急ぎが起きるのと同じです。

