先日、ある講演会で「為替相場の見通し」についての話を聞く機会がありました。
今後の為替相場を占う上で参考になる内容でしたので、ご紹介いたします。
講演会の講師は、円高の予想をすることで有名なエコノミストです。
多くのエコノミストが、基本は〝円安ドル高〟を予想するだけに、異端派として知られています。
しかし私は、経済原則に基づいた見方に共感を持っています。
それだけに、今回の講演会も、どんな予想をするのか、楽しみでした。
結論から申し上げます。
「これから1年ぐらいは〝円高ドル安〟に進むと見ています。水準としては、前回の最高値1ドル=80円を超える円高になると見ています。
しかし、円高がずっと続くわけではなく、数年後には大幅な〝円安ドル高〟となることが考えられます。」
というものです。
まずは、1年ぐらいの間に〝円高ドル安〟が進む理由です。
アメリカの要因と日本の要因があります。
<アメリカの要因>
① 金利を引き上げられた頃が、ドル高の天井である。
② アメリカの景気が後退局面に入っている。
③ アメリカの政治が保護主義に向かっている。
<日本の要因>
④ 今後、日米金利差は広がらない。
⑤ 日本の貿易赤字が解消されつつある。
⑥ 海外の資金が日本に還流される動きが起きる。
⓻ 長期的には、現在の水準は円安過ぎる。

