東日本大震災の後の株式相場は右図のように推移しました。
震災直後は大きな変動もありましたが、長い目で見てみると、それほど大きな影響はなかったようです。
大震災の前1年間は、日経平均株価は1万円前後で推移していました。
大震災の後もあまり大きな変化はなく、依然として横ばいで推移しています。
2012年の暮れから上昇していますが、これはアベノミクスによる上昇相場が始まったためで、特に〝震災復興〟ということではありません。
結局、短期的には思惑で大きな動きとなることがありますが、長い目で見ると、大震災はあまり株式相場に影響していないと考えられます。
今後の株式相場も、熊本地震があったから…ということではなく、今後の経済状況を踏まえて動くと考えた方がよいでしょう。
では、震災ということとは切り離して、今後の相場はどうなるでしょうか?
昨年の6月に日経平均株価で20,952円まで上昇したものの、それからは下落して今年の2月には14,865円になりました。
そこからは、上がったり下がったりはあるものの、少しずつ上昇しており、下落局面は終わったように見えます。
しかし、ここで安心するのは早計です。
アベノミクス相場による上昇は、2012年の暮れから2年半続きました。
それに対して、昨年6月からの下落は、まだ1年も経過していません。
2月で下落局面は終わったと考えると、短すぎるのではないでしょうか?
もうしばらくは調整が続いてもおかしくはありません。
さらに、消費税増税の延期などはかなり予想されるようになってしまい、これから発表したとしても、相場を上昇させる効果は期待できないでしょう。
もうしばらくは、慎重に見ておいた方がよいのではないでしょうか。

