熊本を中心とする九州中部で、大きな地震が続いています。
被災されている方々には、心よりお見舞い申し上げます。
大震災が起きると、株式相場はどうなるのか、心配されるところです。
〝これを機に儲けたい〟とは思いませんが、大きな損失となることは避けたいものです。
過去の大震災の前後の株価の動きを振り返ってみます。
第1回目は、阪神淡路大震災の前後の動きです。
右のチャートは、阪神淡路大震災の前後の日経平均株価の動きです。
当時、株式相場はバブルの崩壊後に上値21,000円前後、下値14,000円前後で上がったり、下がったりを繰り返していました。
このような動きをボックス圏といいます。
1995年(平成7年)1月17日に、阪神淡路大震災という、日本経済を揺るがす大きな出来事が発生し、実際に経済にも大きな被害をもたらしました。
一般に株式相場は、大きな出来事があると、それまでのパターンを崩して、それまでとは違う動きをすることがあります。
しかしこの時は、結局はその後も21,000~14,000円のボックス圏での動きは変わらず、それまでと同じようなパターンの動きを繰り返しました。
阪神淡路大震災後に株式は下落しましたが、既にその前から下落局面に入っていましたので、震災がなくても同じように下がったのかもしれません。
半年後の6月に14,000円近くまで下がりましたが、その後は上昇に転じ、10ヶ月後の11月には震災発生時の株価に戻っています。
そして、翌年の6月には22,500円まで上昇しました。
そのころには、復興需要でかえって景気が良くなる雰囲気もありましたが、ボックス圏を抜けることはできずに、その後はまた下落に転じました。
このボックス圏の範囲を抜けたのは、ITバブルが崩壊した後の2001年になってからです。
下に突き抜けて、2003年4月に7,600円まで下がりました。


