ギリシャのユーロ離脱はできるのか?①

ぎりぎりのところで、ギリシャのデフォルトが回避されました。
ギリシャへが財政改革を受け入れ、EUによる協調融資が実施されました。
しかし、これですべてが〝解決〟というわけではありません。
今後も、折に触れてギリシャの財政危機が問題となり、ユーロ離脱がささやかれることでしょう。
ギリシャは、前回の南欧ソブリン危機の時、2012年に一度、民間の機関投資家に対して、国債の債務を50%減額する措置(PSI)を行っています。

もし、ユーロから離脱することになると、ギリシャは独自の通貨を発行することになります。
ユーロ導入前の「ドラクマ」とするかどうかはともかく、〝通貨の切り替え〟がなされるわけです。
ただ、EU(欧州連合)にはユーロ導入のための規定はあっても、離脱のための規定がありません。
離脱する国が現れることを想定していなかったため、そのための規定を作っていなかったということです。
「ユーロ離脱しかない」と報道されることも多いのですが、ではいったいどのような手順で進めればよいのか、誰もわかっていないようです。

そんな状況ですから、簡単には「ユーロ離脱、ドラクマ復活」とはいかないでしょう。
が、今後もその可能性は十分にありますので、もしそうなった場合に、どのような手順で進められるのかは考えておきたいものです。
次回から、過去の事例をひも解いて、考えてみます。
まずは、国がデフォルト(債務不履行)を起こしたケースからです。

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