2019年後半 相場予想

TOPIX(トピックス;東証株価指数)は、東証1部の時価総額から算出されています。
「日本の株式相場」全体の動きを表していると考えてよいでしょう。
一方、日経平均株価は、日本を代表する225銘柄の株価だけを使って算出しています。
どちらかというと、TOPIXは、銀行など時価総額が大きい銘柄の影響を強く受ける傾向があります。
それに対して、日経平均は、もともと対象が少ない上、株価が高い特定の銘柄の影響を強く受けます。
最近では、ファーストリテイリング(ユニクロの会社)とファナック(産業用ロボットの会社)の影響がかなり大きくなってしまい、株式の指標として適切なのか、疑問視もされています。

ニュースなどで主に報じられるのは日経平均株価で、「2万円を割った」「5ヵ月ぶりの水準まで回復した」などと言われるのは、日経平均株価の金額です。
どうしてもこちらで株式市場の雰囲気を感じてしまいますが、実際は少し違います。

日経平均株価では、昨年1月から一定の幅の中で上下を繰り返しており、結局のところ「上がっても下がってもいない」という状況です。
ところが、TOPIXで見ると、「上がったり下がったりしながらも、全体では少しずつ下がっている」という状況です。
昨年1年間の中でもっとも高かったのが、TOPIXでは1月なのに対し、日経平均株価では10月となっており、1年間の方向性も逆の結果となっています。
最近では、株価が回復してきたとの見方も出てきていますが、TOPIXで見る限り、それほど回復してはいないと考えた方がよさそうです。

 

今後の株式相場、経済状況の見通しは、次の3つがポイントとなるでしょう。

①    消費税引き上げの延期とダブル選挙

②    アメリカと中国の貿易交渉

③    イギリスのEC離脱の交渉

いずれも、政府当局者の交渉や判断で決まります。
政治家の判断は、意地や駆け引きが影響し、純粋な経済状況ではありませんので、予想できるものではありません。
いろいろな見方や予想も語られていますが、最後は安倍首相やトランプ大統領など、当人の〝胸三寸〟で変わってしまいますので、予想をしてもあまり意味がないと思います。
(あてにならない)予想をした上で、どちらかに賭けて投資をする人もいますが、当たるも当たらないも結果論になってしまいます。
バクチ勝負をするのでなければ、結果を見てから判断した方がよいでしょう。
いずれも、どちらに転んでもおかしくはない問題ばかりです。

為替相場については、この1~2年ほどは、本当に動きが小さくなりました。
1ドル=110円というのは、おおむね経済状況を反映した、〝妥当な水準〟だと考えられます。
今後、大きくぶれることもあるかもしれませんが、それでもやがてはまた、この水準に戻ってくるものと思われます。

 

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