じわじわと影響する消費増税とインフレー具体例

ここでは、具体的にあるご家庭の家計の変化を推計することで、〝消費税の増税+年率2%のインフレ〟の影響を見てみましょう。

 

<Aさんご一家 プロフィール>

家族構成:夫 (41歳 会社員 年収500万円)

妻 (39歳 専業主婦)

長女 (8歳 小学生)

長男 (5歳 幼稚園)

 

家計状況

<収入> (単位:円)
月給 ボーナス 合計
支給額 310,000 640,000 5,000,000
児童手当 20,000 240,000
税・社会保険料 64,994 129,988 1,039,900
手取り 265,006 510,013 4,200,100
<支出> (単位:円)
金額 臨時支出 年間支出
1 住居費 78,000 936,000
2 食費 32,000 384,000
3 光熱費 15,000 180,000
4 医療費 3,000 36,000
5 被服費・雑貨 4,000 60,000 108,000
6 通信費 21,000 252,000
7 教育費 43,000 200,000 716,000
8 自動車関連 10,000 120,000 240,000
9 交際費 9,000 40,000 148,000
10 小遣い 32,000 70,000 454,000
11 その他 7,000 84,000
12 保険料 22,000 264,000
13 0
合計 276,000 490,000 3,802,000
貯蓄 -10,994 530,025 398,100

 

このご家庭では、現在は毎年40万円近い貯蓄ができています。月々では赤字になることはあっても、その分はボーナスで補てんされ、お子様の将来の教育資金の準備もできています。
1年間の収支で黒字となっているので、安心しているかもしれません。
しかし、子どもが小さいうちは、本来はもっと貯蓄ができてよいはずです。
年間40万円程度の貯蓄というのは、実は安心できる状況ではありません。

これからは消費税が引き上げが続きます。
さらに、毎年2%のインフレが続く可能性があります。
現在の家計支出の状況を全く変えずにつづけた場合、3年後にどうなっているかをシミュレーションしてみました。すると、下記のようになります。

 

<支出> 2016年(3年後)の予想 (単位:円)
金額 臨時支出 年間支出
1 住居費 86,716 1,040,590
2 食費 35,576 426,909
3 光熱費 16,676 200,114
4 医療費 3,000 36,000
5 被服費・雑貨 4,447 66,705 120,068
6 通信費 23,347 280,159
7 教育費 47,805 222,348 796,007
8 自動車関連 11,117 133,409 266,818
9 交際費 10,006 44,470 164,538
10 小遣い 35,576 77,822 504,731
11 その他 7,782 93,386
12 保険料 22,000 264,000
厚生年金保険料の値上げ 26,550 26,550
合計 304,047 571,303 4,219,869
負担増 28,047 81,303 417,869
貯蓄 -39,041 448,722 -19,769

 

現状では、毎年40万円近く貯蓄できていたのが、一挙に赤字家計に転落することになります。
このシミュレーションは、収入と家計支出の構成が全く変わらないものとして計算しました。
これに、子どもの成長に伴う、教育費の増加が加わります。
その点も考慮すると、3年後にはさらに赤字が膨らむことが予想されます。

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