「ひきこもり家庭のサバイバルプラン」を作成する上で、まず行うことは、現在の資産、負債の確認と評価です。
預貯金がどのくらいあるか、自宅は持ち家か賃貸か。
住宅ローンなどの負債はあるかを表に書き出します。
そして、現在の支出と収入をチェックして、家計の状況を把握します。
さらに、年金収入などの将来の収入と、親の老後とその後の子供の生活費を見積もります。
そこからキャッシュ・フロー表を作成することができ、将来の経済状況を予想することができます。
すると、預貯金がどれぐらいまで枯渇せずに持ちこたえられるかがわかります。
ポイントは
①自宅の扱い
②国民年金の受給状況
③親子の年齢差と遺せる資産額
です。
まず、自宅の問題です。
自宅が持ち家なら、とりあえず、子供の住むところは確保できます。
戸建であれば、修繕など気にしない限り、なんとか住み続けることはできるでしょう。
マンションだと、管理費と修繕積立金がかかる上、いずれ建て替えの問題も出てきます。
費用がかかる点とともに、ひきこもりの本人が、これらの問題が生じた際に対応できるかも心配です。
やがて一人暮らしとなるのならば、最低限の間取りで十分です。
現在の自宅を売却して転居することも考えたいのですが、引っ越しがスムーズにできるかという問題もあります。
賃貸であれば転居はしやすいのですが、本人が引っ越しに応じるかという心配は残ります。
ひきこもりの子供は、生活環境を変えることに対する拒否反応があるかと思いますが、ここはじっくりと話し合いをしたいものです。
将来までのキャッシュ・フロー表を見せることで、頭ごなしに叱るのではなく、冷静に自覚を促すことができるのではないでしょうか。

