業績予想と株価予想③

基本的に、見通しや予想というものは、「今の状態がそのまま続く」という考え方に基づいて計算されています。
「今よりも少し良い」というのが、調査機関側として発表しやすい数値です。
その後、なにごともない状態が続けば、予想と近い結果になるが、ひとたびことが起きるとたちまち大きくはずれてしまうことになります。
リーマンショックやヨーロッパソブリン危機のようなアクシデントは、事前に予想することが難しい。
そのために、今までの状態が今後も続くという予想になってしまいます。
過去については見ることができるが、将来については知ることはできないので、将来を〝過去の延長線上〟ととらえることになります。

予想もしなかった大きな出来事。
これは株式投資では、マイナスに作用することが多い。
投資家としては、相場が急落するように事態こそ、もっとも事前に知りたい情報ですが、これがもっとも予想が難しい。
結果、〝想定外〟の事態の発生で、損失を被ることになってしまいます。

さらにアクシデントが発生した後も、その影響がどれほど大きなものとなるか、なかなか予想が難しい。大したことなく、一時的な変動で終わることもあれば、後々まで影響する大きな事態となることもあるからです。
リーマンショックなどの一連の世界金融危機のきっかけとなったのは、アメリカのサブプライム・ローンの焦げ付きでした。
この問題が話題となった頃は、まだアメリカの一部の人々の問題だと思われていました。
その後の世界的な金融危機にまで発展するとは、多くの専門家ですら予想できず、株価も反発することがありました。
深刻な事態のきっかけであったというのは、後から振り返って認識することができるのです。

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