<中国経済の現状>
経済の状況が行き詰り、株価の暴落が起きた。あるいは、株価の暴落によって、中国経済は失速する懸念が強くなった。などのコメントがされることが多いのですが、両氏ともそのような見方を否定します。
中国経済は、かなり前から徐々に成長のペースが落ちてきており、それは一貫して続いている。と、この点でも両氏の見方は一致しています。
4半期ごとの実質GDP成長率を見てみると、2012年頃までは年率8%ぐらいでしたが、少しずつ低下しており、最近は年率7%台となっています。
今後は6%台まで低下するものと思われます。
ただ、マイナス成長となったりと、急激な変化の心配はなさそうです。
成長率の低下は、経済の拡大と所得の上昇によるもので、これが株式相場の暴落によるものであったり、その原因になっているわけではなさそうです。
Q氏は、最近の中国株式の暴落は、あくまで株バブルがはげたためであるとしています。
リーマン・ショック後、中国でもかなりの金融緩和をしており、市場にマネーが溢れました。
それが土地、その次は株式に流入し、バブルを形成しました。
今後は「投機の時代の終焉」もあり、中国も含めた新興国株式は以前のような上昇を望めないでしょう。
Z証券のV氏は、経済成長率が低下傾向になるとはいっても、それでも年6~7%の成長を続けているのであり、高成長であることには変わりない。今回の暴落は、一時的なショックであり、今後も中国経済、そして中国株式には期待が持てるだろうと見ています。
V氏は、株価暴落のような一時的なショックには惑わされないように、注意喚起しています。
(弱気にならないように、という注意喚起です。)
アメリカの現状でも同じですが、現状に対する認識が同じでも、今後に対する見方が違います。
根本的に、強気か弱気かは、性格の問題なのかもしれません。
それはともかく、中国については、私は実態の経済と資産市況(土地や株式)があまり関係ないような気がします。
資産バブルによって景気が拡大することもなければ、バブル崩壊による景気への悪影響も少ないのではないでしょうか。
中国経済は、ほどほどの状態を維持するものと思いますが、株式については、次のバブルが起きるまで、しばらくの間は〝お休み〟と言ったところではないでしょうか。

