フラット35①

住宅ローンを選ぶ方に、私は
「変動金利を選ぶのなら、急激な金利上昇が起きた場合に対応できるようにしておく必要がある」
と申し上げています。
その〝対応〟ができない人は、金利が高くても固定金利を選ぶ必要があると勧めています。
もっとも、変動金利よりは高いとはいっても、最近の固定金利の住宅ローンは、かなり金利が低くなっています。
今後のことを考えると、これからは固定金利の住宅ローンがより注目されることになりそうです。

固定金利の住宅ローンで代表的なものが、「フラット35」です。
これは、政府系の金融機関である住宅金融支援機構が提供する住宅ローンで、全期間、固定金利となっています。
窓口となっているのは、一般の銀行などの金融機関で、窓口となっている金融機関によって金利が異なります。
しかし、もともとの資金を提供しているのは政府系の金融機関ですので、他の住宅ローンに比べると、金利が低くなっています。
さらに、政府の住宅購入促進のための政策によって、〝金利の優遇〟が設けられることがあります。
ただし、この優遇は、政府の予算によって設けられるものですので、たびたび内容が変わり、予算到達とともに、急に終了することがあります。
それだけに、利用にあたっては注意が必要です。

質問はこちらから