消費税引き上げの影響①

消費税の軽減税率が話題となっていますが、平成29年4月には、消費税が10%になる予定です。
平成26年4月に3%引き上げられたのに続き、2%の引上げとなります。

消費税の引き上げは、日常生活でも負担増となりますが、なんと言っても影響が大きいのが、不動産の購入です。
もともとの金額が大きいので、3%、2%の増税といっても小さな金額ではありません。
実際、消費税が3%から5%に引き上げとなった時にも、8%に引き上げとなった時も、住宅購入の駆け込み需要が発生しました。
消費税が10%に引き上げられるのは、今から約1年半後の平成29年4月です。
特に注文住宅を建築する場合などは時間がかかりますので、今から準備を始める必要があります。

まず、確認をしておきたいのが、消費税を払うのは「消費税課税事業者」だということです。
商品を購入した時、サービスを利用した時に、私たちは消費税を支払います。
私たちが払った消費税を納税するのは、事業者です。
つまり、事業者でなければ、消費税の納税をしないわけで、消費税を受け取る必要がありません。
個人間の売買では、消費税を払ったり、納税の手続きをしたりはしません。
不動産も同じで、中古の一戸建てやマンションを、持ち主から購入する場合は、消費税を払う必要はありません。
よって、消費税の引き上げの影響はありません。
ただし、仲介してくれた不動産業者に払う仲介手数料には消費税がかかりますので、全く影響がないわけではありません。

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