預金連動型住宅ローン

東京スター銀行の住宅ローン「スターワン住宅ローン」は、他の金融機関にはない特徴を持っています。
「預金連動型住宅ローン」と言われています。
預金残高の分までは金利がかからない仕組みになっています。

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住宅ローンを利用すると、融資残高に対して金利がかかります。
住宅ローンを利用している人は、預金を全て頭金にしているわけではありません。
いざという時のために、ある程度の預金は残しておくものです。
すると、預金金利よりも住宅ローンの金利の方が高いため、預金の金額に相当する分は、預金の金利をもらいながら、それ以上の融資金利を支払っていることになります。
そのため、できるだけ預金を減らしてローンを少なくする方が有利となるのですが、すべてを住宅購入の頭金やローンの繰り上げ返済に充当するわけにはいきません。
急に資金が必要になった時に、すぐお金を出せるのは預金だからです。
手元に預金をほとんど残さずに、繰り上げ返済をする人もいますが、いざという時のことを考えると心配です。
住宅ローンの繰り上げ返済をした後に、その分を借りることはできないからです。

その点、預金連動型住宅ローンは預金残高の分までは金利がかかりません。
その金融機関に預けている預金額を超える部分に対してだけ、金利がかかるようになっています。
安心のために、余分に預金を確保していても、その分に対して余計に金利がかかることがありません。
いざという時に引き出せる手元預金を潤沢に確保しておくことができます。
預金を引き出したら、金利のかかる部分が増え、逆に預金をすると住宅ローンの利息が少なくなります。
預金をするだけで、繰り上げ返済と同じ効果が得られます。
毎日、金利計算を計算しているので、預金の変動はすぐに利息に反映されます。

また、外貨預金なども連動の対象となっていますので、塩漬けしている外貨預金を有効に活用することができます。
他の金融機関からドル預金などを移すと、円に換えることなく、繰り上げ返済をしているのと同じ効果が得られます。

このような「預金連動型住宅ローン」を扱っている金融機関はほとんどありません。
東京スター銀行の住宅ローンの金利は、他に比べると高いのですが、預金連動型という魅力で、利用者を集めています。
さらに、この住宅ローンは「融資保証料なし」「繰り上げ返済手数料なし」という特徴もあります。
預金をしておけば、繰り上げ返済をする必要もないので、「繰り上げ返済手数料なし」という特徴はそれほどメリットがありませんが、「融資保証料なし」という特徴はメリットが大きいと言えます。
融資保証料は、融資の金額によって異なりますが、数十万円かかるケースが多く、負担が小さくないからです。

特に、事業などの関係で、手元に預金を確保しておきたい人などが住宅ローンを組む場合に、「預金連動型住宅ローン」は検討する価値があります。

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