ユニークな銀行

このサイトでは、個別の金融機関や商品を取り上げることはあまりないのですが、これから3回にかけて、東京スター銀行を取り上げます。
個人向けのローン(融資)で、ユニークな商品を扱っているからです。
すべての人に合うわけではありませんので、必ずしも〝お勧め〟とは言えませんが、他行では扱っていないものがあるので、ニーズに合致した方には有益です。

まず、東京スター銀行の紹介です。
前身は、1999年に経営破たんした東京相和銀行です。
アメリカの投資会社ローンスターが営業譲渡を受け、2001年に東京スター銀行として再スタートしました。
その後、一度上場しましたが、再度非上場となり、その後は、ローンスター、新生銀行やフランス大手金融のクレディ・アグリコルなどが実質的な株主となりました。
上場と上場廃止を繰り返し、幾度も株主が変わっているために、マネーゲームに利用されたと言われました。
現在は台湾の大手金融機関である中国信託商業銀行(チャイナトラスト)が買収し、その傘下となっています。

多数の大手金融機関がひしめく首都圏を基盤とするため、大手とは違う独自のサービスを売りにしています。
資産運用では、仕組み預金や投資信託などを積極的に販売しています。
融資においては、他の複数の金融機関から借りているローンを一本にまとめる「おまとめローン」を業界に先駆けて取り扱いを始めました。
また、下記の2つの住宅関連の融資は、取扱いのほとんどが同行となっており、これらの融資の利用=東京スター銀行の利用と言えます。

1つは、 「預金連動型住宅ローン」 です。

もう1つは、 「リバース・モーゲージ」 です。

いずれも、住宅の購入や保有にかかわるユニークな融資です。
他の金乳機関では、扱っているところが少ないため、これらを利用する場合は、自然と東京スター銀行の商品を選ぶことになります。

次回から2回に分けて、この2つの融資についてご紹介いたします。

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