住宅ローンを大きく組むことができるのは、やはり収入の多い人です。収入の少ない人は多額のローンを組めないばかりか、所得税や住民税も多くないので、減税の効果が少なくなります。そこで、収入の少ない人には、現金をあげる制度を設けました。
それが「すまい給付金」です。収入が一定額以下で、住宅ローンを組むと、国から現金が支給されます。
これは、毎年というわけではなく、1回のみです。対象となる収入の基準は、都道府県民税の所得割で決まっています。下記は目安です。
すまい給付金の額(消費税8%の物件)
収入の目安 | 支給額 |
425万円以下 | 30万円 |
425万円超~475万円以下 | 20万円 |
475万円超~510万円以下 | 10万円 |
すまい給付金の額(消費税10%の物件)
収入の目安 | 支給額 |
450万円以下 | 50万円 |
450万円超~525万円以下 | 40万円 |
525万円超~600万円以下 | 30万円 |
600万円超~675万円以下 | 20万円 |
675万円超~775万円以下 | 10万円 |
退職金などを使って、住宅ローンを組まないで自宅を購入する人もいます。そこで、50歳以上の人は、住宅ローンなしでも「すまい給付金」が出ることになっています。省エネやバリアフリーなどで、一定の基準を満たすことが条件となります。